保育士が給料を上げるには?差がつくところや年収アップのポイント

公開日: 2023/06/15 最終更新日: 2024/04/12

保育士が給料を上げるためには、自分の年収と平均年収、キャリアについて知る必要があります。賃金は上昇傾向にある保育士。なぜ保育士は賃金が低いと言われているのか、給料が低いと感じる理由などを紹介しています。これらを踏まえて、自分に合った年収アップの方法を見つけて、保育士としてのキャリアを積みましょう。

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保育士の平均年収とは?

保育士の平均年収は382万円です。給料が少ないイメージのある保育士ですが、年収にするとさほど少ないとは感じにくいでしょう。賃金は少しずつあがっている傾向にあります。男女差では、男性のほうが少し高いです。そのからくりは人数にありました。

平均年収は382万円

保育士の平均年収は382万円です。月収が約25万円、ボーナスが74万円というのが最新の平均値になっています。保育士は月収が少なく、肉体労働だと言われて避けられる職業というイメージを持っている人も少なくありません。しかし、今もやりがいを持って働いている保育士がいて、目指す学生もいます。保

育士の平均年齢は35歳。女性が多く従事する職業です。同じ30代女性の平均年収は377万円と保育士よりもやや少ない傾向にあります。年収だけを見ると、平均年収よりももらえていることがわかります。

賃金は徐々に上がっている

保育士の賃金は徐々に上がっています。最近5年間で5,000円~1万円ずつ上がっているのが現状です。そのため年収も上昇傾向。社会的にも、保育園に入りたい子どもが増えたことによる待機児童の増加を止めるべく、保育士の待遇が変わってきているのです。

また、保育士不足という現実も賃金をあげている要素のひとつ。人材確保のために、これまでの賃金が低いというイメージを払拭できるよう改善されています。

男性の方が平均年収は高い

給料の男女差では、男性の方がもらっている金額は大きいです。理由は従事している人数にあります。男性保育士は1万人程度と少ないです。多くが正社員として働いているため、もらえる給与も多いことがあげられるでしょう。

保育士としては男性のほうが年収は高いですが、違う職種で比べると、同世代の男性よりは年収が低くなります。勤続年数も男性のほうが短い傾向にあるので、生涯年収では女性が多いといえます。

保育士の給料が安い理由

保育士の給与が安いと言われている理由は、基本給の低さ、資格取得などによる手当がない、ライフスタイルが変わる、の3点です。経済的な支援や、保育士自身のライフスタイルの変化による収入の変化も平均値に加算されるので、低い、安いと言われる原因になります。

基本給が低めに設定

基本給が低めに設定されていることで、総支給額が低くなっています。給与は、基本給+諸手当で構成されています。諸手当が十分に支給されていても、基本給が低いと最終的な手取りも少なくなります。

さらには、ボーナスにも影響します。ボーナスは基本給の何割かが支給されるシステムです。基本給が低いとボーナスの支給額も低いということ。割合が高くても、年収は低くなります。

資格取得によるプラスがない

保育士は国家資格を取得した上で雇われます。保育に関する資格を取得しても、資格取得にかかる費用や受験会場までの交通費、資格手当などが出ないことが多いです。

一般企業では、資格取得を申請すると、資格手当として給与に反映する企業もあります。保育士はすでに国家資格ありきの仕事なので、追加で資格を取っても反映されにくいのが現実。

いくら仕事に還元できる資格でも、対価がなければ給与も安く感じてしまいます。

ライフスタイルと働き方の変化

ライフスタイルや働き方の変化にも影響してきます。女性が多く従事する保育士は、結婚や妊娠・出産などによりパートや時短勤務に切り替わる人も多いです。

パートで働くと、給与も時給換算になり、ボーナスも支給額が圧倒的に減ります。役職にも付きづらくなるので、収入は独身のときと変わらない、もしくは減るという結果になるのです。

保育士が給料を上げるためにできること

保育士が給料を上げるためにできることとして、役職をもらう、公立保育園への転職、勤続年数を重ねてキャリアを作るなどがあります。自分に合ったキャリアアップで納得できる給料をもらえば、やりがいも感じられて充実感を得られるでしょう。

役職をもらう

役職をもらうと給料をあげられます。役職というのは、主任や園長というものです。保育園を管理する、統括する立場になれば、保育士としての通常業務に加えた仕事が増えます。

責任ある立場にもなるので、役職手当が付きます。残業多ければ残業手当も着くので、給料はアップします。

公立保育園に転職する

転職で年収アップを狙うのであれば、公立保育園への転職をおすすめします。公立保育園とは、自治体が運営している保育園です。市立、町立といった名前が入っている保育園を指します。

公立保育園のほうが、私立保育園よりも給料が高い傾向にあります。経験年数が短くても年収アップができる方法です。

今の保育園で長く働く

今の保育園で長く働くというのも年収アップに繋がります。勤続年数が長いと、それだけ昇給を繰り返すということ。昇給で基本給が上がれば、月給もボーナスも増えるので、年収もあがります。

役職が付く可能性も高いので、ジャンプアップも期待できます。

まとめ

保育士が給料を上げるために知っておきたいポイントや、年収アップができる方法についてお伝えしました。保育士の賃金はここ数年で上がっています。年収も、女性では同世代よりも高いです。男性は女性に比べると給料が高いですが、人数やポストなどが関係しています。

賃金が低いと言われているのは、基本給の低さやライフスタイルの変化があるからです。資格取得に伴う手当がないのも理由のひとつ。年収を上げるためには、役職をもらう、転職、長く勤めるという方法があります。自分に合ったキャリアの積み方で年収をアップして、やりがいのある仕事にしましょう。

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